11月13日、サンマーク出版さまより新著を出版させていただきます。

『迷いが消える禅のひとこと』

不立文字といわれる文字ではどうしても表現しきれない禅の心に、素敵な絵と文字でせまります。

ぜひ、手にとっていただければ幸せです!

https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3709-8

早稲田大学中野校 「坐禅学」のお知らせ

天台宗の円融寺・阿 純章様よりご縁をいただき、早稲田大学中野キャンパスにて坐禅をさせていただいております。校舎の素敵な和室にて少人数による坐禅会となります。お寺での坐禅会とは違った坐禅会になればと考えています。

坐禅に興味がある方、お近くの方、ぜひお越しくださいませ。

 

https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/43659/

本日の盆踊り中止について

【ご連絡】

本日の野沢龍雲寺納涼盆踊り大会は台風のため中止とし、明日29日に順延させていただきます。

楽しみにして下さった方、申し訳ありません。

先日の豪雨災害で被災された地域への台風による被害がこれ以上ありませんよう、心より祈念申し上げます。

                      野沢龍雲寺盆踊り実行委員会856AF1A5-C681-4BDB-B892-52981CE92AAE

新潮新書さまより書籍を出版させていただきました!

『人生に信念はいらない』書影

この本が出版できたきっかけは一つのフリーペーパーからでした。それは平成二十七年十月に発行された『フリースタイルな僧侶たち』です。京都での九年間の禅修行から東京のお寺に戻り、色々なことに刺激を受けながら毎日を過ごしていた私は、その特集記事にオファーをいただいたのです。

その頃の私は「仏教の王道をいきたい」と、生意気にも考えていたので、はじめは「フリースタイル」という言葉に引っかかりました。ただ当時の代表であった若林唯人師の仏教を伝えたいという熱意と、その意味は、なんでもありという「型無し」ではなく、基本を抑えたうえでそれを打ち破っていくという「型破り」と理解し、「苦悩」というテーマと向かい合いました。その上で自分の中で一つのルールを決めました。この原稿に関しては、「百人に一人でも届いてくれたらいいと思って書こう」というものでした。今まで依頼を受けた原稿は、どうしても批判をされないように、万人に受け入れられるように、どなたにも不快な思いをさせることないように取り組ませていただいておりました。もちろんそれは大切なことで、物を書く上で究極の目標であることに違いはありません。ただ私のような浅学非才の者にとっては、かなり大きなチャレンジでした。

私の記事の評価は、私にはうかがい知ることはできませんが、一人の読者より一通の丁寧なお手紙をいただきました。これが私と新潮新書編集部の金寿煥さんとの出会いでした。

「世にあなたの禅を、新潮新書という形でぶつけてみませんか?」

このお誘いに、大変嬉しく思ったとともに、まだ時期尚早であると戒める冷静な自分がいました。

もちろん、松原泰道の孫として生涯で一冊くらいは世に書を残したいという願いはありました。ただ、三十代という年齢もあり、私のような若輩者が何を書けばいいのだろうか?と悩む私に引導を渡してくれたのは、金さんの「三十代でしか書けないことがある」という一言でした。

寺で生まれた私にとって、思い返せば「禅」は常に傍らにありました。禅寺で生まれ、禅寺に育てていただいた私。寺の子として敷かれたレールを当たり前のように歩き、禅の修行道場の門を叩いた私。そこで自分が直接見て、感じたもの。いただいたたくさんのご縁。そこでぶつかった「禅とは一体何なのか? 」という疑問。今の自分自身の中で絞りに絞って、これ以上ないほどまでにカラカラになって、「禅」と向き合って書かせていただいたのがこの『人生に信念はいらない 考える禅入門』です。

「禅は、説けば説くほど遠ざかり、書けば書くほど隔たるの感あり」

鎌倉円覚寺の横田南嶺老大師よりいただいた言葉です。まさにその通りで、原稿を書いては直し、直しては書くの繰り返しでした。ただ、ここで誤解をしてはならないことを、たくさんの講演をなさり、熱意をもって著作を残されている横田老師や故・松原泰道師はその背中で教えてくださるのです。確かに禅とは言葉にできないものであり、説けば説くほど遠ざかり、書けば書くほど隔たるものかもしれません。それでも私たちは書き続け、説き続けることを諦めてはならないということを。

この本の中、どれか一つでも、読者の方の人生を豊かにしうるものがあったのであれば、それは私がこれまでにいただいたすべてのご縁のおかげです。一方で、先人たちが護ってこられた禅の教えの中に、何か一つでも誤解を招くような表現があったとすれば、すべて未熟な私の責任であります。ご叱責をいただければ有り難く思います。

細川晋輔