大澤山龍雲寺
龍雲寺禅に学ぶ 写経
龍雲寺坐禅
龍雲寺法話
龍雲寺写経
洗心坐禅会へのお誘い
花園法話会へのお誘い
写経会へのお誘い
臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺
東京禅センター

写経

写経とは、申すまでもなくお釈迦様がお説きになったみ教えが書かれている、いわゆる「お経を自らの手で写すことであります。
写経の歴史は古く、印度・中国では勿論のこと、日本に於いては天武天皇の白鳳二年(六七四年)に「書生を集めて一切経を川原寺に於いて写さしむ」と日本書紀に出ているのが最古と云われています。その後、写経所が設けられ写経が非常に盛んになり、その時代時代の写経が数多く遺されています。
写経にはおおよそ二つの目的の異なるものがあります。一つは、経典の保存や読誦・修行のために行うもの。もう一つは、諸祈願を込めて寺院等に奉納するために行うものであります。前者は概ね、専門家の手に依って行われて参りましたが、後者の、祈願のための写経は広く行われてきました。特に最近、一般の人々の間に写経が深く浸透しつつあることは誠に喜ばしいことと思います。
写経の功徳に就いては諸経に説かれています。禅宗で日頃読誦するところの「金剛般若波羅蜜多経」の中にも「復た人有りて、此の経典を聞きて信心迷わざれば、その福、布施行に勝る。何ぞ況や書写し、受持し、読誦し人のために解説すれば、須菩提(弟子の名前)よ、要を以て是を言えば、この経不可思議不可称量無辺の功徳あり」と説かれています。もっと云えば中国唐代の三蔵法師玄奘が般若心経を 訳して以来、中国日本を始め各国でどれだけの人が般若心経を誦し、書写しただろうか、憶、兆の人ではないでしょうか?
その思いがこの「心経」の中にあると信じます。
これをみましても写経の功徳が如何に広大であるかが解ります。

写経の仕方

  • 正座し、姿勢をただして呼吸を調えます。
  • 心を落着かせて静かに墨を磨ります。
  • 手を合わせて、『般若心経』を唱えます。
  • 静かに筆をとり、表題から書き始めます。
  • 写経中は慎重な心構えで、字を間違えないよう注意し、丁寧に書写します。もし字を間違えたときは誤字の右横に点(ヽ)を打ち、同じ行の上下いずれかの余白に、正しい字を書きます。脱字のときは、その箇所(文字と文字の間)の右に点を打ち、行の末尾にその文字を書きます。
  • 日付は本文から一行あけ、始めの一字分をさげて書きます。
  • 終わりに願文などがあればこれを記します。頭に「為」と書いて、病気平癒祈願、心願成就、心身安全、入学成就等の願文を認めます。写経そのものが目的の場合はあえて記さずとも良いでしょう。
  • 氏名を記し、末尾に「謹写」と印します。
  • 現在までの継続枚数○○巻と記入します。
  • 書写が終れば手を合わせて、写経を終ります。
  • 硯と筆をきれいに片付けます。
  • 写経用紙は薄墨で下書きされ字配りも気にせずに書けます。
  • 字の上手下手だはなく、一字一字真心を込めて、丁寧に書き写して下さい。
copyright